『キロキロとヘクトデカ桁メートルがデシに追われてセンチミリミリ』
覚えるまで何度も音読しよう。
『体積の単位換算表』にはkm³(立方キロメートル)を載せていない。
日常生活や算数の範囲ではほぼ出番がないからだ。
今回は基準値以下のd(デシ)、c(センチ)、m(ミリ)が重要になる。
そして、今回は横のマスが10マスになっている。
da(デカ)、h(ヘクト)、k(キロ)は覚えなくて良い。
その代わりに違う単位同士の変換をできるようになろう。
体積は縦×横×高さなので10倍×10倍×10倍すると1000倍になるので、
『体積の単位換算表』では、
単位と補助単位の表の間隔が3倍になる。
水の密度が1.0g/cm³なので、
水のときは体積と質量の換算ができる。
1mm³のとき1mgになる。
1cm³のとき1mLで1gになる。
要は表を縦に読み取ることができる。
料理などで使う1ccは1cm³のこと。
水なら1mLだと覚えておけば良い。
m³とLとgの基準が一致しないことに注意しながら計算すること。
大体の体積を把握しておこう。
1mm³=1mm×1mm×1mm
1mg:錠剤に含まれる薬の成分の質量。
1cm³=1cm×1cm×1cm (=1mL)
コーヒーミルクが5mLである。
1000cm³=10cm×10cm×10cm (=1L)
牛乳パック1本分が1Lで約1kg。
1m³=1m×1m×1m (=1kL)
家庭用の浴槽を満タンにすると0.3kLになる。
大体の体積を覚えておくと便利だ。
リポビタンDは1本中にタウリン1000mg配合されている。
多くの人が「1000mgって1gのことじゃん」と言うが、
栄養学的に成分によって単位が違うので、
1gと表記するのはおかしい話なのである。
ナトリウムはmg、ビタミンAはμg(マイクログラム)など、
成分ごとに基準単位が決まっているのだ。
簡単に言えば、身長は170cmと言うけど1700mmとは言わないのと同じである。
体積の規模を知っておくと計算ミスに気付きやすいので、
頭の片隅に入れておこう。
次は、計算方法。上の表を見ながら考えよう。
右に行くほど値は大きく、左に行くほど値は小さい。
①1cm³をm³に変換しよう。
立方センチメートルは立方メートルの6マス左にある。
だから÷1000000をすればいい。
1÷1000000=0.000001m³
②1m³をLに変換しよう。
立方メートルはリットルの3マス右にある。(縦の位は同じ)
だから×1000をする。
1×1000=1000L
③100mLをkgに変換しよう。
ミリリットルはキログラムの3マス左にある。
だから÷1000をする。
100÷1000=0.1kg
表がどうしても覚えられないなら、見る回数を増やすと良い。
たくさん印刷して机の上、ドア、天井などに覚えるまで貼り付けておこう。