前回は全体図を見てさまざまな補助単位があることがわかった。
でも、日常生活ではそこまで覚える必要はない。
特に算数で基本になるのは、簡易版のこの表だ。
右に行くと値が大きくなり、
左に行くと値が小さくなる。
補助単位の覚え方の語呂を説明しよう。
『キロキロとヘクトデカ桁メートルがデシに追われてセンチミリミリ』
桁は「けた」と読む。何度も音読しよう。
大きい方から、
k:キロ → ×1000
h:ヘクト → ×100
da:デカ → ×10
桁:基準単位(メートル) → ×1
d:デシ → ÷10
c:センチ → ÷100
m:ミリ → ÷1000
この表は長さ、体積、質量と単位が違うので、
異なる単位の変換ができないことに注意しよう。
使い方:
例1:1mmをmに単位変換する。
ミリメートルはメートルの3マス左にある。
だから、÷1000をして単位をmにする。
1mm=1÷1000=0.001m
例2:1dLをLに単位変換する。
デシリットルはリットルの1マス左にある。
だから、÷10をして単位をLにする。
1dL=1÷10=0.1L
例3:1kgをgに単位変換する。
キログラムはグラムの3マス右にある。
だから、×1000をして単位をgにする。
1kg=1×1000=1000g
使い方を覚えると同じ単位同士の変換がすごく楽になる。