
例題①が好評なようなので、損益算をアレンジしたものを作ってみた。
『◯◯円の△割増し』というのはテストではあまり見かけないが、
タクシーなどの深夜料金でよくあることだ。
転職者でなくてもこのあたりの計算はできたほうが便利になる。

文章問題は図をかいて整理して解こう。
家から公園までの道のりは変わらないので、
道のりを先に計算して求める。
帰りにかかった時間が30分なので、
公園から家の道のり2700mを使うと、
帰りの歩いた速さが求められる。
最後にすべての単位を確認しておこう。
時間の単位が全て分、
道のりの単位は全てmになっている。
また、行きよりも帰りのほうが時間がかかっているので、

みんな大嫌いな時速・分速・秒速の問題の解答。
時速は、1時間あたりに進む道のり。
分速は、1分間あたりに進む道のり。
秒速は、1秒間あたりに進む道のり。
1時間は60分。1分は60秒。
では、1時間は何秒になるだろうか?
1時間=60分=60×60秒=3600秒になる。
これは暗記する必要はない。
単位を一つ一つ変換してほしい。
そうすると計算ミスは減るだろう。
右上にメモとして、
「時間の単位の計算」と「速さの単位の計算」を載せた。
これは参考までに書いただけなので暗記はしなくて良い。
一応、使い方を書くと、
「時間の単位の計算」の場合は、
3600秒を◯◯分に変換したいときは、
3600÷60=60
60分と計算できる。
3600秒を◯◯時間に変換したいときは、
3600÷3600=1
1時間になる。
「速さの単位の計算」の場合は、
秒速1mを分速◯◯mに変換したいときは、
1×60=60
分速60mになる。
秒速1mを時速◯◯mに変換したいときは、
1×3600=3600
時速3600mになる。
ただ、この場合は時速3600mよりも、
時速3.6kmの表記のほうがわかりやすいだろう。
⑦桜前線の速さは赤ちゃんのハイハイくらいの速さらしい。
⑧は⑦の解答を使うとすぐに求めることができる。
1日あたりに進む道のりだから1日の速さだ。
もし赤ちゃんが1日中ハイハイしたら、約200kmも進む計算になる。

道のりと時間を求める練習問題の解答。
①~④は道のりの問題。
⑤~⑧は時間の問題。
今回は時間の換算。
1時間=60分
1分=60秒
これがわかっても計算問題にすると解けなくなる。
60分=1時間
60秒=1分
逆も考えておこう。
そして、上式を÷2すると、
30分は0.5時間、
30秒は0.5分、
という書き方もできる。
①自動車が時速48kmで1時間15分走る道のり。
の解き方を解説すると、
時速が与えられているので時間を◯時間に統一したい。
そういう場合は分母が60の分数を使う。
帯分数のまま計算できないので仮分数にすると、
1時間は60分に換算できるので、
と時間と表すことができる。
道のり=速さ×時間 なので、
60kmが答えになる。
ポイントは分数を既約分数にすること。
言い換えるとそれ以上約分ができない分数にすることだ。
①の例だと、
計算結果はどちらも同じ値になるが、下式のほうが簡単に計算できる。
解答を書くときは、
75分ではなく1時間15分と書こう。
そのときに帯分数が役に立つ。
秒はそれ以上細かい単位がないから、
小数でも分数でも良いだろう。
道のりは長さの単位が10進法なので、
小数で書いても解答として間違いではない。
ただ、解答に「◯◯km」など指示がある場合は、

今回は道のりと時間を求める練習問題の解答。
①~④は道のりの問題。
⑤~⑧は時間の問題。
道のり=速さ×時間
時間=道のり÷速さ
③の解答の21.6kmは道のりなので小数で正解だが、
⑧の解答は0.75ではバツになるだろう。
時間は小数で表さずに分母が60の分数で表す。