損益算
ポイント
①4つの式の暗記
②方程式
③簡単な確認
①4つの式の暗記
ア.仕入れ値✕(1+利益の割合)=定価または売価
イ.仕入れ値✕利益の割合=利益
ウ.定価✕(1-割引率)=売価
エ.売価ー仕入れ値=利益
先に言っておくと、これらの式はわかりやすいものから覚えた方が良い。
何も順番に覚える必要はない。
ウ:投稿⑧で料金の割引については解説している。
エ:売った価格ー仕入れた価格=手元に残った金額
つまりそれが利益になる。
ア:仕入れ値(仕入れたときに買った金額)と同じ金額で売ると利益は0だ。
例えば、500円で買った魚を500円で売ったら利益は0円。
だから、利益が出るように定価を設定する。
イ:算数や数学が苦手だとこの式で躓くかもしれない。
具体例でイメージしよう。
500円の魚を1割の利益が出るように定価を設定するとき、
利益の割合は1割。つまり0.1だ。
500×0.1=50 [円]
この式を使うと、エの式を使わなくていいので時短できる。
②方程式
与えられている情報が全て式のとおりに計算できるとは限らない。
ア.仕入れ値✕(1+利益の割合)=定価または売価
利益の割合と定価が与えられて原価を求める問題ではアの式を使う。
原価(仕入れ値)をxとおいて方程式を解く。
原価と毎回書くと時間がかかるので文字で置く訓練をしよう。
あとは方程式の解き方の確認をすれば大丈夫だ。
③簡単な確認
選択肢には定価より高い仕入れ値はない。
ただ、計算して数値が変だったらその時点で計算し直そう。
・割引しているのに定価より値段が高くなった。
・金額がマイナスになった。
・利益がマイナスになった。
これらはありえないので「ん?」と思ったらいったん手を止めよう。